CD-1ポータブル赤道儀のモーターとコントローラーの無いものがあったので、これに、Vixen MT-1モーターの中身のステッピングモータと、１軸恒星時駆動回路を取り付け、モバイルバッテリのUSB給電で長時間使用できるポタ赤として改造しました。
CD-1は、ポルタ経緯台の微動パーツを使用して製作されたポタ赤で、ウォームホイールの歯数が120歯なので、48歯と40歯の平ギアを組み合わせることで、Vixen GP赤道儀などの144歯のモータードライブで恒星時駆動できます。（GPでは40歯と40歯を組み合わせている）

MT-1モーターの中身のステッピングモータと、１軸恒星時駆動回路は、GP赤道儀で使用していたものなので、恒星時駆動は十分に正確です。
オリジナルのCD-1より軽量化されているので、ポタ赤としては、さらに軽くて丈夫なものになっていると思います。
背面のアルミ板には、５つのW-1/4ネジ穴が設けられており、カメラ三脚などに固定できます。
極軸合わせ用の細いアルミパイプがあり、これでも極軸はおおよそ合わせられますが、W-1/4ネジ穴を活用して、TOAST用のような極軸望遠鏡を取り付けてやれば、さらに精密な極軸合わせが出来ます。

ホームセンターで棚用に売られていた直角加工の曲げ合板を片持ちフォークにして使っていました。これもおまけで、お付けします。M8ボルトで取り付ければ、85mm中望遠くらいまでなら、問題なく保持できます。使用例の写真を参考に、自由雲台などと併用して使用してください。

１軸恒星時駆動回路は、ヤフオク（望遠鏡カテゴリ）に出品されているものを使用しました。速度を「4倍速」「停止」「1/4」に変更するプッシュスイッチ部分は、自作してフリスクのケースに仕込んであります。
南半球で使用する場合は、コントローラー基板にある「Dir」ディップスイッチを切り替えます。（Direction＝方向）

自作の改造品ですので、ノークレイムにてお願いいたします。

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