HECOの1960年代と思われるブックシェルフスピーカー、Mini Master B100です。横150 x 高さ250 x 奥行170 mmというコンパクトさながら片方3kgと、見かけのわりにずっしりしています。それもそのはず、エンクロージャーはオーク(?)が使用されており、吸音材もたっぷりと詰め込まれています。
ユニットはDEWの4.5インチアルニコマグネットウーハー＆ツイーターの2Way構成です。初めてこのスピーカーを聴いた時に、定位の美しさに感動しました。これまでドイツ製のスピーカーを中心に数多くのユニットを経験してきましたが、こんなにばっちりと、音が浮き出るスピーカーがあっただろうかと驚愕したのを覚えています。また、木目の美しさ、どっしりとした存在感からインテリアとしても重宝しており、長年私のシステムのサブスピーカーとして使ってきました。
イメージ的にはTELEFUNKEN RB40、TL41が近いですが、個人的にはこのB100の方がより緻密で少し大人しく聴こえます。静かなタッチの音楽はこのB100の方が雰囲気を作ってくれます。
ケーブルはDIN端子を用いて接続します。ご希望があれば無料でプラグをおつけしますのでお申し付けください。