◆  作者：津田潔志 ◆  材質：純銀（SV925）製24金鍍金 ◆  総高：52mm ◆  重さ：19g    ★ 不動明王と御縁のある方は特に！   倶利伽羅龍王は不動明王の化身であり、インドの八龍王の一尊であるクリカとされます。昭和初期に当時の密教最高権威によって編纂された『密教大辞典』は「はじめは不動明王を念ずる功力によりて、この龍を駆使し又はその保護を受くとの信仰より、遂にこの龍を明王の化身とし或いは三昧耶形とするに至れり」と解説しています。また同書は倶利伽羅大龍勝外道伏陀羅尼経を引用して、「口より氣を出す、二萬億の雷の一時に鳴るが如し、魔王外道之を聞いて邪執を捨てたりと云ふ」と凄まじい威力を記しています。   「日本三不動」のうち高野山の「赤不動明王」（重要文化財）と京都・青蓮院の「青不動明王」（国宝）の二尊は、右手に持つ利剣に倶利伽羅龍王が巻き付いた姿が描かれています。あらゆる悪いものを断ち切り、心を寄せる者を守ってくれる不動明王の「力」こそが、倶利伽羅龍王なのです。そのため不動明王と御縁のある方は特に倶利伽羅龍王の力をいただけます。  
★ 武田信玄の強さの秘密   平安時代のスーパースターだった陰陽師の安倍晴明。式神を使いこなして数々の奇跡を起こし、皇室から厚く信頼されていました。そんな安倍晴明が仮死状態に陥ったとき蘇生させ、当時としては極めて長寿である85歳まで生きさせたのが不動明王です。あの世まで不動明王が飛んでいって談判した話が残っています。安倍晴明を生き返らせたのは自宅で祀っていた不動明王で、現在は京都・真如堂に安置され篤い信仰を集めています。死の運命をも撃退してしまうのが倶利伽羅龍王を化身とする不動明王なのです。   戦国時代最強といわれた武田信玄も不動明王に深く心を寄せていました。自らの頭髪を焼いて塗りこめた不動明王像（山梨県指定文化財「武田不動尊」）を京の大仏師に作らせ、出陣前ひとり加護を祈りました。信玄が戦いの場で散々に敵を打ち破ったことは史実のとおりです。若き日の徳川家康でさえ信玄に挑んだときは完膚なきまで叩きのめされ、命からがら逃げ帰っています。不動明王・倶利伽羅龍王の力を背景とする信玄はそれほど強かったのです。   お陰様で弊社の「一寸不動明王」は大好評いただき、授かったお客様から驚くべき話を多数うかがっています。不動明王の力そのものである倶利伽羅龍王は力を倍増させてくれます。  
★名匠の傑作品   作者の津田潔志師は愛媛県松山市に生まれ、東京造形大学在学中からこの道一筋の造形作家です。いま円熟期に入り、大手企業から多数の依頼を受けるとともに後進の指導にも力を入れています。   「倶利伽羅龍王」は津田師の傑作品です。精緻を極めた像はいまにも動き出し、敵に襲いかかっていきそうです。威厳ある姿を拝見していると思わず姿勢を正したくなります。経典にある「二萬億の雷の一時に鳴るが如し」のとおりの迫力です。   あなた様を生涯守ってくれる守護神。ぜひこの機会にお迎えください。